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まずはテーブルの中央にボードを広げましょう。話はそれからです。

北陸ボードゲームサークル 2014/5/18

いつもとは違う会場にて開催された、今回の例会。日中のみですが、参加させて頂きました。

 

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◆マネージャー

東京ボドゲフリマにて購入したまま、長らく積んでいたこちらをやっと積み下ろし。フルの6人でプレイしました。

商品の売値を秘密裏にプロットし同時公開。最低価格からそれぞれ1,000以内で数珠繋ぎになっている売値は有効で、無事商品は売れて株価も上がりますが、それ以上値が開くと商品は売れず、株価も下がってしまいます。その処理後、株の売買・設備の売買などを各々行って1ターン終了。これを終了条件まで繰り返して総資産の高い人の勝ち。

とにかく、売値のプロットのメカニクスがシンプルながらも大変秀逸で、毎度盛り上がります。反面、他プレイヤーの株価を下げるために、敢えて原価割れの底値でプロットするダンピング行為がルール上OKな為、これがゲームを冗長化させる要因になっています。何かヴァリアントを入れれば解決しそうな気がするのですが・・・、良い案ご存知の方、ご教授下さい。

 

この他、トランプトリックゲームやポルターファス、キャンディーチェイサーなどをプレイしました。同卓された皆様、有難うございました。

UBC 第42回13時間ボードゲーム会 2014/5/17

奇数月に開催される、魚津ボードゲームクラブのオープン会に参加してきました。今回で42回を数えます。

 

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◆ブループリント

ずっと未プレイでしたが、やっとプレイできました。ダイスゲームに付きもののダウンタイムが殆ど無いのが素晴らしいですね。ダイスの選択を終えてから、手番の最後で新たにダイスを振るという処理順も、この長所に寄与しています。付属の布袋が小さい点を除けば、少人数でも十分に楽しめる良い作品だと思います。

 

 

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◆バザリカードゲーム

 話題の作品を初プレイ。修正ヴァリアントがあるようですが、まずはルールブック通りでプレイしました。宝石による交渉は「バザリ」そのままなので、その部分の面白さは保証されています。確かに捲り運は強く感じましたが、気軽に遊べるようになったという表現も出来るかなと。

 

 

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◆オーレ

「フレスコ」でお馴染のパニングによるゴーアウト系。時間調整で久し振りに立ててみました。お試しの1ディールのみ。最弱と最強のカードこそ固定ですが、それ以外のランクは単純な階層構造ではない為、まるでメビウスの環を辿っているかのように、時に混乱してしまいます。この独特のハンドマネジメント感覚が作品の個性になっていると思います。

 

 

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◆ビッグショット

 実は結構な間、積んでいましたがようやくの立卓。コマを置いてエリアマジョリティを争い、コマを各エリアに分配する権利は競りで獲得します。「同数の駒はキャンセルされてしまう」というはげたかルールがシンプルながらも秀逸で、これにより、少ないコンポーネントでありながら濃密な駆け引きが味わえます。流石のランドルフ翁。ドイツゲームの王道を感じました。

 

 

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◆マックマルチ

こちらもやっと日の目をみた積みゲー。東京ボドゲフリマで購入したものです。原油を安く手に入れて、精製して、ガソリンスタンドに高く売って儲けましょう、というテーマが分かり易い。コンポーネントも凝っています(掘削ポンプは他のと別の色にしてもらいたかったけれど)。ダイスの出目により、手番プレイヤーの両隣にもリソースが与えられるという点が特徴的で、これにより各建物の配置の仕方に工夫が生まれます。荒っぽいランダムイベントや、ダイスの出目に大きく依存した収束性の悪さなど、この時代のゲームによくある弱点も散見されますが、 その辺りは工夫すれば何とかなりそう。こういうヴァリアントを考えるのもレガシーゲームの楽しみ方の一つなのでしょう。

 

 

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空中庭園

リクエストがあった為、立卓。場からカードを一枚取ってプレイし、自分の空中庭園を拡張して得点タイルを獲得していきます。パズルチックなソロプレイ感もありますが、カードと得点タイルの獲得競争でインタラクションを産み出しています。安心と信頼のハンス・イム・グリュック、というと流石に大袈裟ですが、そんな安定感を感じました。 

 

 

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◆ポートロイヤル

 この間、手に入れたこちらを立卓。「オーレ!」と同じパニングによるトリックテイクです。最近、同名のゲームが出ていますが、それとは別もの。トリックテイクにより商品を獲得して船に積んでいきますが、各船には積載量があり、これを超えるとズブズブ沈んでしまいます。「基本メイフォローだが、切り札は、リードスートが手札にない時しか出せない」というちょっと捻ったルールが効いています。この他、様々な特権がある親を競りで獲得したり、特殊アイテムカードがあったり。単純にトリックテイクと紹介するのは相応しくないのでは、と思うほど色々な要素が入った「カードゲーム」です。

 

今回は積みゲーが結構積み下ろせて、その点でも有意義な回でした。同卓された皆様、有難うございました。

UDAゲーム会 2014/5/10

越前市(福井)ボードゲーム会 主宰 はとさんの自宅ゲーム会に参加させて頂きました。

 

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◆ヴォーパルス(ヴィシャス拡張入り)

かなり久し振りのヴォーパルスです。カードテキストを主体としたゲームは大体苦手ですが、冗長さを感じさせずスッキリと終わるこの作品は、好印象を持っている数少ない一つです。経年カウンターというコンポーネントを、単なるマーキングの一要素で終わらせず、主要な得点経路の一つにまで発展させている点に、改めて感心しました。

 

 

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◆ヴァルハラ

 「ルッカチッタ」「アロザ殺人事件」の作者による海賊もの。船で半島に上陸/侵略し、半島ごとのエリアマジョリティを争うのが基本になります。特徴的な要素の一つが、「侵略された方が勝敗を決定できる」という点。個人攻撃要素や特殊効果カードもありますが、この特徴のおかげでギスギスし過ぎる感じにはならず、ドイツゲームと呼べる範疇に十分収まっていると思います。

 

 

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◆シップヤード

うちにある積みゲーの中でもかなりの熟成期間を経ているこちらを、ようやく初プレイ。ボード上の駒を、一体いくつ時計回りさせれば気が済むのか。この「やり過ぎ」感が、チェコゲーの魅力の一つであると言えます。セットアップにもインストにも骨が折れますが、かといってルール運用に関してややこしいところは無く、始まってしまえばゲームの中に没頭できる点が好印象でした。

 

 

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◆辛いトウガラシ

 最近、何だかんだでよくプレイしているこちら。カードの裏が見えているせいで、より先が見えてしまう為、タイトルの通り「辛い」トリックテイクだと思います。

 

 

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◆ラムと名誉

「ダイスを用いたミニゲーム集」と例えるのはちょっと乱暴かもしれませんが、そういう印象の作品です。海賊コマが、アクションへ支払うコストであり、かつ下家の選択肢を決定する要素にもなっているのが面白いです。様々なパターンでの得点要素を一通り用意している点は、お馴染のフェルド節。決闘やマイナス宝箱を巡ってのダイス勝負は毎回盛り上がります。「マゾゲーじゃない」フェルドの定番タイトルだと思います。

 

 

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◆七つの印

 シュテファン・ドラによる予想系トリックテイク。ルールだけは読んだ事がありましたが、今回初プレイ。「各色ごとに獲得トリック数を予想する」「プレイヤーのうち一人は、他プレイヤーの目的達成を妨害する役となる」の2点が特徴的です。後者は、パスシュティッヒにも見られる要素ですが、こちらの方が、全体がシンプルにまとまっていると思います。BGGのトリックテイクの中で上位ランクに挙がっているのも納得の作品でした。

 

最後にシャハトの「カランバ!」をお試しプレイ(恐らく、ルール間違ってました、スミマセン・・・)。

そんなところでゲーム会はお開き。同卓した皆様、有難うございました。

北陸本線沿線例会 2014/5/6

今年のGW最終日は、まったり自宅会と相成りました。ジャージさん、うらさん、かくまるさん、yskの4名。

 

 

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◆ツォルキン(拡張入り)

久し振りのツォルキン。拡張入りは初プレイです。特殊能力と新たな建物と得点経路を追加した、よくある典型的な拡張という印象でした。元々の完成度が高い分、こういう方向での拡張になるのは必然な気がします。

 

 

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ケベック

リソースとなるのは大量のキューブ1種類だけですが、それを感じさせない奥行きのある作品だと思います。中央の陣取りと外周部のマジョリティ、そしてそれらの為のアクション選択とコストが互いに折り重なるように連関しており、充実したプレイ感が味わえます。もっと注目され、遊ばれても良い気がするのですが、世に出たタイミングの綾なのか、埋もれてしまっている感が否めません。

 

 

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◆辛いトウガラシ

「パゴダ」のデザイナーによる、予想系トリックテイク。カードの裏からでも色が分かるおかげで、ガチ度が確実に増しています。カードスタンドがあった方が、プレイアビリティは向上すると思います。

 

 

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◆委員会と契約

ジャージさん退出の後、3人でプレイ。3人でもそれ程プレイ感は変わりませんでした。基本的に「パラメータを上げる」⇒「カードを買う」⇒「活性化させる」をグルグル繰り返していくので、後半はちょっと冗長に感じるかもしれません。にしても、ポケットに収まるほどの缶に入っているとは思えない、しっかり遊べる作品です。

 

そんなところでゲーム会はお開き。参加された皆様、有難うございました。

第25回ミスボド 2014/5/3

今年のGWの東京遠征。第25回ミスボドに参加してきました。参加人数は200人を超えており、正に桁違いの規模でした。GWという事もあり、老若男女、全国各地から参加者があったようです。

ニムト大会や全体ゲームとしてマネージャガ大会も行われていました。景品に3M版のTwixtやサンマルコ、ビッグシティといったレアタイトルが並んでいたのには驚きましたね。

 

 

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◆バス

「随分前にプレイしたっきりなのでもう一度遊びたい」「名前と評判だけは聞いているので一度遊んでみたい」と別々の方からリクエストがあり、計2回立卓しました。どちらも3人。

3人でも濃厚で充実したプレイ感があり、かつ冗長でないのがこの作品の特筆すべき点だと思います。盤面が進むにつれて全体把握の為、皆さん立ってプレイされていました。これ、ガチゲーあるあるですね。

3時間級が当たり前のスプロッターの作品群にあって、BUSはオープン会でも十分立卓可能なボリュームのタイトルだと思います。初プレイの方々も「これは面白いですね」と軒並み高評価だったので、楽しんで頂けたようでした。

 

 

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◆勝利と名声と

最近入手した変態トリックテイクの積み下ろしにお付き合い頂きました。4人。

変態性の1つ目は、各自、右・左・中央の3か所からなるボードにカードをプレイしていき、各ポジションごとでトリック獲得の判定をする点。要は3トリックいっぺんに同時並行してトリックテイクをする訳です。

変態性の2つ目は、手番順が一定していない点。例えば、ボードの右ポジションにカードをプレイすると、次の手番は右隣の人になります。中央なら真向い、左なら左隣といった具合になります。

これに加えてさらに、特殊効果を持つカードや、最終得点計算まで一捻り加えられており、一体どれだけコントロールできる余地があるものなのか、私にはとても読み切れない作品です。個人戦と2vs2のペア戦があるのですが、今回はルール確認を兼ねて個人戦で1ディールだけ行いました。

 

 

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◆辛いトウガラシ

続けてのトリックテイク。これも最近入手したものの積み下ろしです。

最も枚数を獲得する色と最も獲得しない色を事前に予想し、的中したら得点という「予想系」。特徴の一つとして、カードの裏にも色が描かれている点が挙げられます。他プレイヤーが何色を何枚持っているかは丸見えなので、新鮮な感覚の駆け引きが楽しめました。

 

 

ゲーム会終了後は、居酒屋での2次会、バーでの3次会と続き、最後は代表者の秋山さんとラーメンで〆てお開きとなりました。御一緒した皆様、有難うございました。

 

※2次会でたまたま同席した方が、何と「落水邸物語」のデザイナーの方でした。ちょうど私がゲーム会に持ち込んでいたのですが、「これ、誰が持ってきたんだろう・・・」と気にされていたようです。偶然とはいえ、こんな奇遇もあるんだなと驚くと共に、ミスボドの参加者層の厚さを改めて認識しました。