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まずはテーブルの中央にボードを広げましょう。話はそれからです。

UDAゲーム会 2014/4/12

越前市(福井)ボードゲーム会 主宰 はとさんの自宅ゲーム会に参加させて頂きました。

 

 

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フッガー家

永遠の定番「カルカソンヌ」の作者による、アドルングの小箱。以前から興味があったので、プレイできて良かったです。手札をプレイして商品の相場をコントロールし、高値で売り抜けて儲けるのが目的。

場全体で、ある商品のカードが5枚プレイされたらラウンド終了というところは「モダンアート」を想起させます。価格が結構ダイナミックに動くので、一度失敗すると取り戻すのがなかなか大変。アートワークが渋くて好みでした。

 

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◆CV

昨年のエッセン新作の中でも話題に上がっていたこちらをプレイ。ダイスを振って役を作り、場のカードを獲得。カードの効果によりさらに難しい役も作れるようになって・・・という系統です。

このタイプには常ですが、結局ダイスの出目を見てから考える事になるので、体感ダウンタイムは長め。一枚一枚違う、風刺の効いたカードイラストが綺麗です。

 

 

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◆フロレンツァ カードゲーム

お金とリソースを獲得/変換して、得点建物&建築家を得るのが目的。

本家のボードの方をプレイした事が無いので比較できませんが、「ワーカープレイスメント&リソースマネジメント」の王道を往く作品でした。ついたてを無くして、ボードとワーカーとリソース駒を”とにかく全部カード化”してしまった感も否めませんが、王道であるが故の安定した面白さがある作品だと感じました。

 

 

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◆栄光ある演習

王道の後はちょっと変わり種を。箸休めも兼ねて、私が持ち込んだこちらを立ててみました。見ての通りの双六ですが、ダイスどころかカードさえ使わない双六です。

じゃあ何で進むマス数を決めるかというと「順位」。3位の駒は3マスまで、7位の駒は7マスまで進めます。これに、進める数が2倍3倍となる色々なボーナスルールが加えられている感じです。どうして軍事演習がテーマなのか、他ツッコミどころが色々出てきそうな作品なのですが、独自色の強いタイトルである事は確かです。

 

 

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アムステルダムの運河

手番に、数字が描かれたタイルを1枚めくり、その数字タイルをボード上に置いてマジョリティの強さとするか、その数字分だけ運河をひいてエリアを確定するかを二者択一します。エリアが確定した時点で、マジョリティを取っていた人が得点タイルを獲得。エリアの広さも得点となります。

「2つともやりたいのにどちらか1つしかできない」というこのジレンマが強烈で、毎回身悶えする事になります。当時ゲームマーケットにて、購入しようか迷って結局買わなかった作品ですが、買っておけば良かったなと後悔。

 

 

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◆5本のキュウリ

7枚の手札から1枚ずつカードをプレイしますが、「前の人が出した数字以上の数字」か「手札で一番小さい数字」のどちらかしかプレイできません。問題となるのは最後の1枚時のみ。この最後で最も大きい数字を出したプレイヤーは、その出したカードに描かれた本数のキュウリを受け取ります。5本より多く貯まったら脱落。

プレイヤー入れ替わりの為、時間調整としてプレイしました。手札の数値にバラつきが無く偏っていると、どうにも仕様が無い場面は確かにありますが、手軽で多人数も対応可能なカードゲームとして見た時、それはそれ程大きな欠点では無いように思います。

 

 

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◆宝石の煌き

話題の新作を積み下ろさせて頂きました。手番には、宝石をルールに則って幾つか獲得するか、宝石をコストとして払って場にあるカードを獲得します。カードにも宝石が描かれているので、これを利用してより高いコストのカードを獲得していきます。カードのセットコレクションにより貴族タイルが獲得でき、これも得点となります。誰かが15点になったら終了フラグ。最終的に得点の高い人の勝利。

新鮮な程にシンプルなルールです。宝石トークンがとても大きいのですが、各宝石の個数情報が肝なので、この大きさは必然のように思いました。宝石を取る⇒カードを取る⇒宝石を取る・・・の繰り返しなので、ダイナミックに色々な変化は起こりませんが、無駄な要素が削ぎ落とされた、風通しの良い作品です。

 

 

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◆アタンダッラ

昨年から積んでいたこちらを立卓させて頂きました。資材を購入して、個人ボード上に建物を建てていきます。完成した時に、それまでに使用した資材に応じて得点が入り、建物自体も最後に得点になります。完成した建物には人物トークンやコイントークンが置け、このトークンもお金を払って購入します。ゲーム終了時にトークンの種類ごとにボード上にある数を比較し、人より多いと得点になります。計5ラウンド。

毎回ラウンド12金が支給されるのですが、何とラウンドをまたいで持越しできません。なので、お金というよりはそのラウンドのアクションポイント的な扱いになっています。マジョリティ勝負で必要な各種トークンは早い者勝ちですが、早いほどコストが高い上に色々配置制限もあり、個人ボード&タイル配置系とはいえ、ここでしっかりとインタラクションが生まれています。コンポーネントの質はそれほど立派とは呼べませんが、中身はしっかりとしている印象でした。

 

 

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◆ニューレン

 獲得トリック宣言系のトリックテイク。手札は最初1枚から始まり、10枚まで増えて、また1枚に戻ります。(そして追加のラストは何と、配られた1枚を見る事なしにトリック数を宣言します。)フォローは基本、メイフォロー。ただし、トランプのスートでリードされた場合にはマストフォローとなります。

時間の都合により、途中までのお試しプレイ。フルでやると、それなりの時間はかかるでしょうね。「レイジ」をもう1つ裏表逆にしてくっ付けた様な構造のゲームですが、特殊能力カードはありません。カードの総枚数が結構あるので、シャッフルの際は分担した方が良さそうです。

 

こんなところでゲーム会はお開き。今回もお招き頂き有難うございました。そして、同卓された皆様、有難うございました。