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clockwise direction

まずはテーブルの中央にボードを広げましょう。話はそれからです。

富山西武ボードゲーム会 2014/4/20

富山県射水市で行われた、富山西武ボードゲーム会に午後から参加させて頂きました。

 

 

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◆マンモス

 「エスケイプ」「ホテルサモア」のデザイナーによる、2011年の作品。スタートプレイヤーが袋の中のタイルを全てばらまいたらラウンドスタート。手番には「場のタイルを好きなだけ獲得する」「他人のタイルを全て奪って、その中から1枚だけ場に返す」のどちらかを選択します。手元にタイルがある人は手番が飛ばされます。全員にタイルが分配されたらラウンド終了。タイルの各種類ごとに得点/失点のルールに則って得点計算し、規定数ラウンド終了後に得点の高い人が勝ち。

「ケーキ切り分け」のメカニクスをもう1レベル上げたような作品です。初手番で場の全タイルを手元に持ってきても、ルール上、決して違反ではありません。初見でルールだけ聞くと非常に不安になりますが、ちゃんとこれで収束していくから感心します 。もちろん、全プレイヤーが勝利を目指してプレイする事が大前提です。裏を返せば、下手を打つと特定のプレイヤーが大量得点する可能性も孕んでいる訳です。

ルールこそ豪快ですが、実は全プレイヤーの細かい得点失点を計算しての繊細なプレイングが要求されている、ゲーマーズゲームのように思います。

 

 

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◆ザ・ボス

 4人で久し振りにプレイ。各ラウンド最初に各色のカード1枚ずつを裏向きで場に置き、残りを全員に配り切ります。手番になったら、どれか1色に対してキューブを複数個置いてマジョリティを主張し、駒を置いた色のカード以外のカードを表向きで場に1枚プレイします。キューブを置くのは任意ですが、カードのプレイは必須。これにより、消去法で裏向きのカードが何なのか、徐々に明らかになっていきます。

全カードがプレイされたら判定。各色ごとに、キューブのマジョリティを獲得しているプレイヤーが裏向きのカードに描かれたお金を得られるのですが、中にはキューブをゲームから除外する酷いカードも紛れています。3~5ラウンド行ってお金が一番多い人の勝ち。

「メンバーズオンリー」や「ディヴィナーレ」のような、場の情報が徐々に明らかになっていくパターンに、エリアマジョリティを合わせたデザインです。お金獲得と災難とが表裏一体となっており、どのカードからプレイして情報を明らかにしていくか、お互いの腹の探り合いがアツいです。

そして特筆すべきなのが「カードの裏側にも色が描かれれて」いる点。中身こそ分かりませんが、誰が何色のカードを何枚持っているかは配られた当初から一目瞭然になっています。この部分的な嫌らしい情報開示のお陰で、お互いの疑心暗鬼が増幅し、ギャングのテーマともよく合っています。

 

 

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◆綱渡り

 クニツィア1999年の作品。後に「カップル危機一髪」、またスコアリングを変更した「陰陽」「フィフティフィフティ」と何度もリメイクされています。個人的にイラストが好みなので、この版を探して入手しました。

BGGではトリックテイクにカテゴライズされているようですが、数字が1から50でスートはありません。手札は9枚。最初に場中央のカードを1枚オープンします。これには赤と青の数字が描かれています。この後、リードプレイヤーから1枚ずつカードをプレイし、カードが出そろったら判定。最も数字の大きい人が青の数字分だけ「青の得点」を得て、最も数字の小さい人が赤の数字分だけ「赤の得点」を得ます。

青と赤はプラスマイナスのようにお互い打ち消しあうのがこのゲームの胆で、まさに綱渡りのように、青と赤の得点を行ったり来たりする訳です。9トリック終了後、得点が低い人が勝ち。基本的に何ディールか行います。

ルールはシンプルで手軽ですが、考えどころがあります。ヴァリアントルールも色々とあるようですが、こちらは未プレイ。いつか試してみたいですね。

 

 

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◆大相撲八百長

 激レアな入手困難タイトル「政治献金ゲーム」が同人化されたものです。確か東京ボードゲームフリマにて購入。

今回は4人でプレイ。手札は全員同じで数字の1~10。開始前に手札から4枚選んで自分の手前に置きます。手番には、手札からカードをプレイして、カードの数字以下のコストの稽古札を1枚買うか、自分の手前に開示していたカードをプレイして、同様に買取札を1枚買うかのどちらか。どちらもできなければ、カードを1枚捨て札にして、ただただ手番を終えます。

手札が無くなったらゲーム終了。稽古札に示された得点の合計が基礎点なのですが、買取札に示された数字の合計で1位と2位の人は、この基礎点が倍になります。

「買取札で2位になっても基礎点が倍」というのが1つポイントです。ギリギリ2位になる程度に買取札の購入への投資は押さえながら、基礎点獲得へ注力したいのですが、皆同じ事を企んでいるのでなかなか上手くいきません。カードというよりは厚紙なので、コンポーネントの質はお世辞にも良いとは言えませんが、中身は面白く悩ましいカードゲームです。

 

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◆委員会と契約(councils and contracts)

 ゲームマーケットにてバネストブースで購入。小さい缶に、大量のカードとワーカーとチップがぎっしり敷き詰められており、果たして元通り片づけられるのかと一抹の不安がよぎります。

箱こそ小さいですが、ゲームの中身はしっかりとしたワーカープレイスメントで、そこそこのボリュームもあります。手元にワーカーがある時とない時で、手番にできるアクションが明確に分かれているのが一つ特色で、ただ無計画にワーカーを増やせば、逆にアクションの選択肢が狭まってしまうところが面白いです。

5種類あるパラメータ(=リソース)とワーカーをコストとして払ってカードを配置し、カード上のワーカーを手元に戻すことで効果が活性化されます。効果はパラメーターを変換するもの、得点を得るもの等、結構色々な種類があり、カード間のシナジー効果を考えるのが好きな方はワクワクするのではないでしょうか。

残念ながら、小さい缶に収めようとした分、コンポーネント的にプレイアビリティを損ねている点が幾つかあります。得点チャートと得点を表す駒はとても小さく、ちょっとした拍子でずれてしまいそうです。また、各パラメーターを記録するディスクは無色透明で、自分のでもパッと見、各パラメータが幾つなのかが分かり辛いです。

この辺りが考える際にノイズとなりかねないので、別途、得点チャートやトークンを用意するなりしても良いかもしれません。そういう工夫を施したくなるような魅力を持ったタイトルだと思います。

 

 

この他に、「リンク」「シュティッヒルン」をプレイしてお暇させて頂きました。同卓された皆様、有難うございました。